転職者の最初の3か月

転職

どうもリトです。今回は、ちょっと違った角度で、転職者が新しい職場で過ごす最初の3か月について書きたいと思います。ドキドキで入社して、早く戦力として活躍したいけどなかなか難しくてもどかしかったり、という経験は誰もが通る道だと思います。その点、①周囲は転職者のことをどう思っているか②転職者自身は何を心がけるべきか、をテーマにしたいと思います。

①周囲は転職者のことをどう思っているか?
 勿論周囲は転職者には興味があります。どんな経歴なのか、何を思ってウチの会社に来たのか、どういう人柄なのか、ということは人ならば誰でも気になることです。この辺は日々のコミュニケーションを通じて、適度に自己開示してチームに馴染んでいくことで良いかと思います。
 気になるのは、仕事への期待値ですね。中途採用の場合、基本は”即戦力”という言葉が良く聞かれますが、現実問題としては文字通り”即戦力”の活躍を見せるのは難しいと思います。それはその方の能力如何にかかわらずです。組織の考え方や組織を動かすためのお作法がまだインプットされていない状態なので当然だと思いますし、良識あるチームメンバーはその前提で考えてくれていると思います。
 つまり、最初の3か月は何か結果を出す、ということはあまり期待されておらず、むしろ一刻も早く、時には難解で理路整然と説明しきれないこともある会社の文化であったりお作法について習熟して、一人で仕事を回せるようになって欲しい、というのが本音だと思います。身も蓋もないかもしれませんが、実際はこの点の習熟がない限り、なかなか組織での活躍というのは難しいのだと思います。

②転職者自身は何を心がけるべきか?
 ①に記載した周囲からの期待値を見れば、自ずと見えてくるかと思いますが、まずは組織に順応することに努めましょう。この多様性の時代に何を言ってんだ!?という声が聞こえてきそうですが、まぁ落ち着いて。何事も順番が大事です。自分の独自性とか、強味とかを生かして組織を良い方向に導いていくことは勿論大事ですが、それはDay1のあなたが言っても心から共感してくれる人はあまりいないでしょう。
 寧ろ、完璧なシステムなどありえませんので、皆ある程度の不条理があることは理解しつつも、少々我慢しながら仕事を前に進めることに集中しているのです。そこに新参者がいきなりワーワー言ったって、この忙しいところに、またなんか面倒なのが来たな、となってしまいます。
 まずは、新しい組織のことを理解しようと努め、一旦はありのまま受け止める、くらいの気持ちで関わるのが良いと思います。その後、徐々に成果を積み上げていくと、周りからの信頼も上がっていきますので、そこでようやく独自の意見を言っていく地合いになります。気持ちは分かりますが、焦りすぎず、じっくりやることが大事です。新入社員の場合は、3か月と言わず、半年から1年くらいはそんな感じですかね。
 私自身も、最初の3か月は分けわからないママ、とにかく言われことを忘れないようにしつつ、愚直に仕事を進めていました。分けわかんなすぎて辛かった時や、どうやらうまくいっていなくてちょっと怒られて悔しかったり、という思いはありました。でもホント3か月くらいですかね、とにかく正面から向き合い続けていると、徐々に周りの反応も変わって、やりやすくなったような印象がありました。

いかがでしたでしょうか?これは色々なスタイルの人がいて、色々なご意見があるかと思いますが、私なりの見解を書いてみました。ご参考になれば幸いです!

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