どうもリトです🔦
立春も過ぎ、日の長さも感じられ、寒い日に混じって暖かい日があったりと徐々に春の気配を感じますね!
さてさて、今日は既に議論し尽されてきたであろう論点ですが、公務員の転職適齢期について書きたいと思います。
ズバリ結論としては、新卒4年目~8年目です。
まぁそうか、、という感じですよね。ざっくりとした理由は以下です。それぞれ見ていきましょう。
1.過去の経験:3年程度は働かないと目に見える成果が無い。
2.スキル:民間企業で求められるハードスキルは公務員の仕事では身に付きにくい。
1.過去の経験
これは公務員に限らずですが、新卒で入社した役所・会社をあまりに早いタイミングで辞めて転職する場合、転職するまでの間に『何か成果を残せたのか?』という問題があります。
勿論『バリバリ仕事してモリモリ成果残してきました』って方は全然無問題です。
でもそうでも無い方は、転職時の面接で、自分の経験について何を語るのか良く作戦を練る必要があります。
総合商社の例で言うと、ありがたいことに競合となる他の転職希望者もなかなかの猛者揃いです。
前職が外資コンサルや外資金融という方もいますし、そういう成果主義の環境に身を置いてきた方々とアピール合戦を繰り広げ、打ち勝つ必要があると考えると、自身の前職での成果を迫力をもって説明していく必要あります。
私自身も、国家公務員1年生とかから転職の相談を受けたこともありますが、その方自身のポテンシャルはそこそこあったとしても、他の転職希望者との選考争いで勝ち残るイメージは正直湧かなかったです。
なので、あまりに若い方々は、まずは第三者に具体的に語ることができる成果を今の職場で出す、ということに集中した方が近道かもしれません。
急がば回れ、の精神です。
2.スキル
他の記事でも触れてきていますが、やはり公務員の仕事に必要な業務スキル、特にハードスキルは民間のそれと異なります。
なので、転職のタイミングが遅くなればなるほど、転職先で苦労する可能性が高まります。従って、あまり遅いタイミングでの転職となると、その後の苦労が大きくなります。
特にハードスキルは身に着けるまでに、一定の時間投下が必要になってきますが、ある程度年齢が行くと、家庭を持っていたり、親の介護が必要になったりと、仕事以外の時間について制約が生まれ始めている方もいることでしょう。
そうなると、どのようにこのハードスキルを身に着けるが、が地味ながらも切実な課題となります。
転職したは良いが、自分より若い世代が会計・税務論点を交えて投資ストラクチャーの議論をしているときに『なんのことか分からん』という状態が継続するのは辛いものがあります。
ということで、民間企業で生きていくことを目指す公務員は、新卒8年目くらいまでには転職実行に移った方が良いかと思います。
でも例えば、9年目以降の方でもあっても、『独身で両親もピンピンしていてとても元気、業後の勉強時間確保も全くなし』という人は大丈夫かな、と思います。あとは気合だけです。
なお、公務員上がりの方は、概してソフトスキルは高いように思いますので、あまり心配しなくても大丈夫かと。
『この案件を通すには誰と誰に先に話をして、あの人には一応情報共有しておいて、それからあの幹部は味方につけておくべきから・・』みたいなやつです。
仕事の進め方の嗅覚とも言えますかね。
おわりに
ということで、前半の経験が『早すぎではないか』、後半のスキルが『遅すぎではないか』にか関する話で、私なりには新卒4年目~8年目くらいが頃合いでは、という見解です。