どうもリトです🔦
さてさて、今回は『公務員の転職活動の進め方』の後編ですね。
前編は特に公務員も民間企業もやることに大差ない内容でしたが、転職先が決まってからは若干違ってくるかなと思います。
転職活動というと、まずはいかに転職先を確保するかに目が行きがちですが、転職先が決まったあと、キレイに現職を辞める手続きも何気に重要ですので、後編ではその点について触れていきたいと思います。
現勤務先との折衝
折衝、と書きましたが、従業員は基本的には意思表示すれば辞める権利があります。
ただ、権利云々の話は横に置いたとして、やっぱり今抱えている業務もありますし、同僚・上司・後輩の目と言うのはどうしても気になります。
また自分が抜けた後に、すぐに後任が就くとも限らず、やはり残された側の組織にも影響があることは否めません。
転職するとはいえ、一生懸命に打ち込んできた仕事であればそれなりに愛着もあるでしょうから、なかなか辛いプロセスになります。
進め方の絶対的なプロトコルは無いと思いますが、まずは自分の所属組織に対して辞職の意向を伝える必要があります。私の場合は、自分の直属の上司、また更にその上の上司と個別に説明し、それから人事担当に説明するステップを踏みました。
当然個室でしか話せませんので、いきなり上司を個室に呼ぶという行為で、だいたい勘付かれますね。とはいえ、今は1on1が市民権を得てきていることもあり、私のときよりはもう少し自然に呼べるのかもしれませんが。
聞かれるのは、『なんで?』ですね。ここは、今の職場に残る方々に失礼の無いような説明を考えておくのが良いと思います。ここで変に角を立てても、得るものは無いですからね。
あとは、退職日については良く擦り合わせるようにしましょう。言いにくい話ですが、有休消化についても自分の考えを言っておく方が良いと思います。私の場合は『有休なんてあり得ない』と言われ、ほぼ使うことができず、退職した次の日に転職先に入社という形になりました。
今思うと、これは少し心残りというか勿体なかったです。社会人になると、なかなか纏まった期間休むことが難しいので、ここは臆することなく、自分の権利は主張すべきだったかなと思います。勿論、キッチリ引き継ぎはする前提で。
退職手続き
現職場との折衝が終われば、後は手続きです。
ですが、これもまた正直ちょっと面倒でした。面倒というか、”辞職願””退職届”とか色々書類を作成し提出する必要があるのですが、この必要書類一式のフォーマットを入手するのに、少し時間がかかりました。
人事担当に聞いていたのですが、忙しいから転職者にそんなに構っていられないからなのか、わりとタイトな時間軸で必要書類のフォーマットが送られてきた記憶があります。
これはちょっと不親切に感じたのが正直なところです。早め早めに、具体的にいつフォーマットを入手できるか、人事担当に聞いておくと良いでしょう。
私の周りで転職した同僚も、このフォーマット入手には悩む部分があったらしく、私に何件か問い合わせが来ました 笑
いまや転職者数も増えているので、状況改善されているとは思いますが、必要な書類は早めに揃えるに越したことは無いです。
加えて、中央省庁の公務員の場合、忘れてはならないのが、内閣人事局絡みの手続きです。詳細は内閣人事局のHPをよく見ていただければと思いますが、転職時の役職時は課長補佐以上の場合は特に要注意です。利害関係のある会社への転職には一定の制約がありますので。
また、課長補佐より下の役職であっても、届け出自体は必要なこともありますので、この辺はHPを見つつ、人事担当にも確認するなどして、必要な手続きを把握しておきましょう。
最後、辞職願が受理されると退職日には”人事異動通知書”が貰えます。内容としては、『辞職を承認する』というものです。これも広く見れば人事異動という枠組みなのですね。
あと、退職金も多くは無いですが貰えます。官舎に入っている方は、退去手続きも必要なので、そちらも忘れずに進める必要あります。退去後の新居も探す必要あるので、そこそこバタバタするかと思います。
手続きはだいたいこんな感じですね。あとは退職日まで、普通に働く傍ら、お世話になった方々に挨拶に伺ったりしながら時間を過ごします。
新しい職場への入社準備
新しい職場への入社準備ですが、これは正直あまりやることは多くはありません。
健康診断を受けるように求められれば受けに行くとか、そんな程度です。
新しい業務のことは気になって仕方がないと思いますので、関連しそうな知識の勉強をすることもアリですが、やはり転職後に実際に仕事をしてみないことには何が必要かクリアに分からないところもあります。
まぁたまに転職先の人時担当から事務連絡のメールが来たりするので、メールはチェックしておくことですね。『言われなくてもそれくらいやるわ』という感じかもしれませんが。
おわりに
いかがでしたでしょうか?以上が後編になります。
私の個人的な感想としては、現職場に辞める意思表示をするときが少々しんどかったです。まぁ残された側も複雑な気分になることも想像できるので、仕方がないことですが。
ここまでキッチリやり切っての転職活動ということですね。