今回は、私の公務員と民間企業の職場経験から、その違いについて見ていきたいと思います。
とはいえ、公務員・民間企業と一口に言っても、公務員は、国家公務員なのか地方公務員なのか、はたまた消防士のような職種なのか、民間企業も大企業なのか中小企業なのか、製造業なのかサービス業なのかといった具合に千差万別なので、公務員は国家公務員、民間企業は商社という前提でこの後は見て貰えたらと思います。
それで、いきなり結論からですが、正直大差無い、と思っています。なんじゃそりゃって感じかもしれないですが、なぜ私が大差無いと思ったか、その理由は以下の2つです。
- 結局どちらもサラリーマン
- 日本的な組織文化
1.結局どちらもサラリーマン
これはもう読んで字のごとくですね。
結局、国家公務員であれ、商社マンであれ一介のサラリーマンに過ぎませんので、正直そこまで劇的な差は生まれにくいです。細かいこと言うと、国家公務員には労働基準法は適用されず国家公務員法の適用を受ける、とか違いはありますが、実際に日々仕事・生活を送っていくうえでの影響はほぼ無いですね。
やはり働き方に劇的な差を求めるには、例えば政治家になるとか、起業するとか、そういった一歩踏み出したリスクを取った行動が必要になるんだと思いますね。
なので、例えば公務員の方で転職を考えている方は、民間企業に行って大丈夫だろうか?といった漠然としたお悩みを聞いたりしますが、全然大丈夫だと思います。結局は、リスクにあまり差がないから、結果もそこまで大きな差が生まれない、ということだと思っております。これが、”政治家になる!”とか”起業する!”なら話は別ですけどね。結構リスク取ることになるので、その結果もまた違うものになるでしょう。
2.日本的な組織文化
これもまぁだいたい御察しがつくかと思います。結局のところ日本的な大きな組織に所属すると、意思決定が遅い(色んな部署の了解が無いと物事が前に進まない)、なんだかんだで年齢というか勤続年数が大事、生産性低め、、、、といった課題が目についてくるようになります。
これは何というか、もう日本社会自体が過去に作り上げたスタイルをなかなか変えられない、ということな気がしています。今でこそ、働き方改革がどうだかと叫ばれていますが、今ひとつ迫力が無いのはこの辺の根底にある価値感が、公務員・民間企業問わず結局横並びで同じようなものになっていて、なんとなく周りと同程度の対応取っていれば良いか、みたいな風潮が根強いからだと思いますね。あ、これは完全に個人の見解ですが。。。
そういう意味では、働き方改革の掛け声とか以上に、コロナって社会に与えたインパクトが大きかったですね。外部要因によって強制的に出社が制限され、皆が一様に行動変革が求めれられたことにより、リモートワーク導入だったりが一気に進んだのだと思います。この”皆が一様に”って部分がキーだと思います。日本社会の仕組みを変えるには、一斉に、みたいのがキーワードの1つになるかなと考えています。すみません、ちょっと脱線しましたね。
『少し違った組織文化で働きたい。でも起業なんてそこまで大きなリスクは取りたくない』という方は、あとは外資系企業に行ってみるとかですかね。これはやはり伝統的な日本企業とは違う文化みたいなのがあるかと思います。ちょっと細かく書いていると長くなるので、この辺は別の機会に取り上げたいと思います。
いかがでしたでしょうか?まぁある程度は予想通りの内容になってしまったかもしれないですね。結論としては、大差無い、というのが私の見解ですが、細かいところに目を向けるとそれは勿論違いはありますので、そのあたりは別記事で取り上げていこうと思います。