どうもリトです🔦
今回は、総合商社と飲み会について取り上げたいと思います!
ひと昔前だと、『やっぱり飲み会は凄く激しいんでしょ』『お酒飲めないと仕事にならない』とかいうイメージがあったかと思います。
新卒・転職問わず総合商社を志願する方は、仕事内容はダイナミックで興味あるけれど、飲み会事情がどうしても気になる、という方も多いかと思います。私もそうでした。
今回はその実態に迫っていきたいと思います。
飲み会のハードシップレベルを左右する要因
飲み会のハードシップを左右する要因として、配属部署と国内事業比率があります。
1つ目の配属部署から見ていきましょう。だいたい、以下の傾向があります。
1.トレーディング事業部門:ハードシップ高くなりがち。
2.事業投資部門:ハードシップはそこまで高くない。
3.バックオフィス部門:ハードシップはそこまで高くない。でも飲み会が無いわけではない。
だいたい予想通りの感じかとは思いますが、順に見ていきましょう。
1.トレーディング事業部門
トレーディング事業とは、言ってしまえば商品・商材を安く買って高く売る商売です。
買い先・売り先の中間に入り、円滑に取引を進めることが価値なので、当然ながら高い対人スキルが求められます。
買い先・売り先どちらとも信頼関係を構築することが求められますので、当然なら求められるコミュニケーションのレベルも高いです。つまりは、飲み会がある種の仕事のツールとして強力に機能する環境にあるのです。
デジタルツールが発展している昨今、買い先-売り先が直接取引を始めることなんて容易ですし、信頼関係をしっかりとメンテしていないと、今ある商売を失ってしまうリスクがあります。
ということで、必然的に客先と飲み会に行く機会は多めになります。
2.事業投資部門
事業投資部門はその名の通り事業投資メインの部署となります。従って、出資先に対しては基本的に株主の立場としての関りになります。
自分が商品を売り買いするなど現場の商売に絡むことは殆どなく、株主として事業会社の経営がうまくいってるか見て、うまく行っていないときは事業会社の経営陣に対して改善要望を入れたりします。
現場から遠いですし、経営陣に対してはある種の緊張感を保ちますので、頻繁に飲みに行こう、とはなりません。
ただし、新規の事業開発を担当するケースでは、少し事情が異なります。
新規事業開発にあたっては、パートナー企業はじめ色んな企業との折衝を重ね、ひとつの事業を作り上げていく過程が必要になり、信頼関係の構築は重要な要素です。
このなかで、飲み会を親睦を深めるツールとして使うことは往々にしてあります。
従って、事業投資部門配属の方は、新規事業担当なのか今ある既存事業の担当なのか、気にしておくと良いと思います。
3.バックオフィス部門
バックオフィス部門とは、法務部、財務部、経理部とかそういう系の部署のことですね。
御察しの通り、これらの部署の方々は社外の方とのコミュニケーションはあまり多くないです。あったとしても、例えば法務部なら弁護士事務所、経理部なら会計事務所といった感じですので、なんというか情とかよりも専門性とかが優先されやすいです。
ですが、全く飲み会が無い訳ではありません。社内の方との飲み会はそれなりにあります。
同じ部署内での懇親会とはどの部署も普通にあり、バックオフィス部門も例外ではありません。
これに加えて、バックオフィス部門はトレーディング事業部門や事業投資部門との飲み会がセッティングされることがあります。
トレーディング事業部門や事業投資部門にとって、バックオフィス部門は社内のルールブック的な存在であり、何か新しいことをやろうと思うと稟議等でバックオフィス部門の了解を取り付けながら仕事を進める必要があります。
この観点で、社内接待を受けます 笑 皆なかなか強かですよね。
ということで、バックオフィス部門なので飲み会フリーということは無いですね。まぁこのあたりはどの会社も同じかと思います。
もう1つの要因 国内事業比率
さて、このあたりでもう1つの要因である国内事業比率に触れておきましょうか。
これはご想像の通り、国内事業比率が高いほど、飲み会が多くなります。
まぁ、そりゃそうですよね。単純な接触機会の話です。
後は飲み方が激しいかどうかの尺度があるのですが、都市圏の企業、規模の大きい企業、金融系の企業は比較的マイルドです。
ということで、上で書いた配属部門と国内事業比率を掛け合わせると、だいたいの飲み会のハードシップさ加減を推し量ることができます。
終わりに
いかがでしたでしょうか?ある程度は予測できた内容ですかね。総合商社に限らず、一般的な日本企業で働く以上は避けては通れないアジェンダかもしれないですね。
あとはどの業界にも当てはまると思いますが、コロナ以降は結構大きく飲み会へのスタンスが変わったように思います。
なんというか、参加は強制されるものではないし、飲むにしても騒ぐことなく大人な飲み会をしよう、という風潮ですかね。
個人的にはこの風潮には助かっていまし、続けば良いなと思います。